腱炎(腱鞘炎)の効果的な治療法
腱は筋肉と骨を結ぶ頑丈で柔軟な結合組織です。日常的な使用や過度の負荷により炎症(腱炎)を起こしやすく、繰り返しの外傷や関節リウマチ、糖尿病、甲状腺疾患などが背景にあることもあります。適切な治療を行えば、腱炎は完全に回復できます。
治療の基本ステップ
1. 症状を悪化させる動作を避ける
腱炎の最も一般的な対処法は、炎症を引き起こした活動をしばらく中止することです。たとえばテニス肘の場合、数週間テニスを控えることで腱が回復します。ただし、再開時には徐々に負荷を増やすことが重要です。
2. 温熱と冷却を交互に行う
氷と温熱を交互に15分ずつ当てると、腱の腫れと痛みを和らげられます。冷却は炎症を抑え、温熱は血行を促進します。併用で、イブプロフェンやロキソプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を4〜6時間ごとに1〜2錠服用すると、効果が高まります。
3. ストレッチで柔軟性を保つ
腱を適度に伸ばすことで、硬直や裂傷を防ぎます。痛みが出ない範囲でゆっくりと伸ばし、必要に応じて理学療法士の指導を受けましょう。痛みが伴う場合は過度に負荷がかかっているサインですので、すぐに中止してください。
これらの方法を組み合わせ、症状に応じて専門医の診断を受けることが回復への近道です。
