ひび割れた肋骨をテープで固定する方法

はじめに

肋骨の損傷は激しい痛みを伴います。ひび割れた肋骨と骨折した肋骨の違いは痛みの強さだけであることが多く、くしゃみや咳、急な動作、呼吸時に強い痛みが出ます。昔はテープや包帯で固定すると安定し痛みが和らぐと考えられていましたが、現在は深呼吸が阻害され肺炎や肺虚脱のリスクが高まるため、医師はほとんど行いません。ここでは、ひび割れた肋骨の対処法と、どうしてもテープで固定したい場合の手順を紹介します。

必要なもの

  • 布製ストリップまたはスポーツ用包帯(ボクサー用ラップなど)

手順

  1. ひび割れた肋骨か確認する:軽度から重度の痛み、呼吸時の痛みがある場合はひび割れが疑われます。テープで固定する場合は、締めすぎず、1時間ごとに一度は深呼吸できるように外すことが重要です。
  2. 上部から巻く:患者にできるだけ息を吐き出させ、傷んだ肋骨の上部に布ストリップを置きます。胸部の左側から右側へ、1〜2回全体を囲むように巻きます。未受傷側で結んでも構いません。
  3. 下部でも同様に巻く:同じ手順で傷んだ肋骨の下部にも巻きます。八の字(figure‑eight)にすると固定力が高まります。
  4. 呼吸に異常があれば緊急受診:呼吸が制限されると酸素不足や肺虚脱の危険があります。ひび割れはX線で見えにくいことがありますが、医師は骨折と同様に処置し、鎮痛剤や市販の痛み止めを処方することがあります。
  5. 自然治癒を待つ:ひび割れた肋骨は約6週間で自然に治ります。テープは必須ではなく、むしろ肺を清潔に保つために1時間に1回は深呼吸を行い、肺炎を防ぎましょう。患部は安静にし、過度な動きを避けてください。

※注意:無理にテープで固定すると呼吸困難を招く恐れがあります。必ず医師の診断を受けてください。

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