発作の事後期について
概要
てんかんは脳内の神経細胞が誤って活動し、全身に痙攣を引き起こす重篤な神経疾患です。原因は特発性(原因不明)や、脳卒中・外傷など既知の障害による二次性があります。
発作の段階
てんかん発作は主に以下の3段階で構成されます。
前駆期(オーラ)
発作が起こる前に、味覚・嗅覚・視覚・聴覚・感情の変化を感じることがあります。
発作期(イクトス)
実際の痙攣が起こり、運動皮質や側頭葉が過剰に活動します。
事後期(ポストイクトル)
発作後、眠気や混乱が現れ、脳は正常な状態へ回復しようとします。この段階は回復期ですが、実際には発作の最終段階です。
合併症
事後期に回復が不十分だと、記憶障害や情緒不安定、怒りや偏執症、暴力行為などの認知・行動変化が現れることがあります。また、誤嚥や頭蓋・脊椎骨折、舌・唇・頬の外傷、意識消失といった身体的合併症も起こり得ます。
治療法
てんかん患者は主に以下の治療を受けます。
- 痙攣を抑制し発作を防ぐ抗痙攣薬
- 同様の目的で使用される抗てんかん薬
- 発作時の対処法や日常生活での管理方法に関する教育
発作期(イクトス)では薬物での制御が中心ですが、事後期には安静にし、必要に応じて医療機関を受診するよう指導されます。
