上腕神経叢(腕神経叢)とは?症状・原因・治療法
上腕神経叢(腕神経叢)は、脊髄から腕と手を支配する神経のネットワークです。損傷や炎症が起こると、上腕神経叢障害(腕神経叢症候群)として、腕や肩に痛みや感覚異常が現れます。
上腕神経叢の概要
上腕神経叢は頸椎(C5~T1)の脊髄神経根から始まり、腕・手の運動・感覚を司る複数の神経束に分かれます。Mayo Clinicによると、腕と手の機能に重要な役割を果たします。
主な症状
- 肩、上腕、手のしびれや感覚鈍麻
- 肩部の疼痛、灼熱感、チクチク感
- 腕や手、手首の筋力低下
- 手首の伸展や挙上が困難になること
ホルネル症候群
上腕神経叢障害に伴うことがあるホルネル症候群では、顔面の発汗低下、まぶたの下垂、眼球の沈み、瞳孔縮小などが見られます(Medline Plus)。
原因
上腕神経叢障害の原因はさまざまで、外傷、自己免疫疾患、遺伝的要因、分娩時の圧迫などが報告されています(Mayo Clinic)。
治療法
原因に応じて治療方針は異なります。自然に回復する場合は経過観察が選択されることもありますが、主な治療オプションは以下の通りです。
- ブレースやスプリントによるサポート
- 理学療法・リハビリテーション
- ステロイド系抗炎症薬
- 抗けいれん薬、三環系抗うつ薬などの疼痛管理薬
- 神経圧迫が原因の場合は外科手術
