頸椎手術のリスクと合併症
頸椎は頭部を肩に支える重要な部分で、脊髄が通っています。圧迫や損傷が起きると神経障害や姿勢の問題が生じます。手術が必要となるごく少数の患者に対して、以下のような合併症やリスクが考えられます。
手術の種類
手術のアプローチによってリスクは変わります。頸椎前方アプローチは、後方の低侵襲手術に比べてリスクが高くなります。
脊髄リスク
頸椎手術は脊髄に近接して行われるため、操作ミスが起これば脊髄損傷や永久的な麻痺につながります。
前方アプローチの影響
前方融合術などでは、筋肉、声帯、頸動脈を移動させて手術部位にアクセスします。その過程でこれらの組織が損傷する可能性があります。一方、後方のフォレマノトミーは解剖学的障壁が少なく、侵襲が低いです。
癒合不全
椎体融合や人工椎間板置換術後に、骨がインプラントと適切に癒合しないリスクがあります。
血栓症
手術後に肺血栓や下肢血栓が発生することがあります。
死亡リスク
すべての手術においてごくわずかな死亡リスクがあります。手術前に担当医とリスクについて十分に相談してください。
