神経伝導速度:あなたの神経はどれほど速く働くか

神経伝導速度の概要

神経細胞は電気信号を伝える速度が、神経線維の種類や髄鞘の有無により0.5 m/sから120 m/sまで幅があります。以下に代表的な神経線維とその伝導速度をまとめました。

1. 非髄鞘神経線維(無髄線維)

髄鞘がないため絶縁が不十分で、信号は連続的に伝わります。伝導速度は約0.5〜2 m/sです。

2. 髄鞘神経線維(有髄線維)

髄鞘という絶縁層があることで、信号は高速に伝わります。速度は10 m/sから120 m/sまでと、線維の太さや髄鞘の厚さ、ランヴィエ絞輪間距離(髄鞘が途切れる部位間の距離)に左右されます。

3. 飛躍伝導(塩跳伝導)

有髄線維では、電気信号がランヴィエ絞輪から次の絞輪へと跳び移る「飛躍伝導」が起こります。これにより、無髄線維の連続伝導に比べて格段に速い伝達が可能になります。

最速の神経線維

人体で最も速い神経は坐骨神経に含まれる線維で、最大約120 m/sの速度で信号を伝えます。

伝導速度に影響を与える要因

温度、代謝状態、特定の神経疾患なども伝導速度に影響します。低温になると速度が低下し、代謝異常や神経障害は伝導効率を損なうことがあります。

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