鼻中隔の逸脱とは何ですか?
鼻は吸い込む空気をきれいにし、温める役割があります。鼻は薄い壁「鼻中隔」によって左右対称に分かれています。理想的には鼻中隔は鼻の中心に位置しますが、位置がずれると片側が狭くなります。鼻中隔の逸脱(デビエイテッド・シープトム)とは、この鼻中隔が正常な形から外れた状態を指します。
原因
先天的に鼻中隔がずれていることもありますが、ほとんどは外傷が原因です。出産時に赤ちゃんの鼻中隔がずれることや、顔や鼻への打撃で中隔がずれることがあります。軽度の鼻への衝撃でも位置が変わることがあります。
症状
鼻詰まり、いびき、睡眠時無呼吸、鼻血、頻繁な副鼻腔炎、呼吸困難、顔面痛や頭痛などが現れます。症状が軽い場合は気付かれにくく、診断されないこともあります。日常生活に支障が出るほど重い症状がある場合は治療を検討してください。
診断
医師は鼻内視鏡や光源を使って直接鼻腔を観察し、鼻中隔の状態を確認します。重症例は耳鼻咽喉科(ENT)専門医に紹介されることがあります。
治療法
軽度の症状は点鼻薬や抗炎症薬で対処できますが、根本的な改善はできません。根本治療は手術です。鼻中隔矯正術(セプトプラスティ)は、ずれた中隔を正しい位置に戻す手術で、しばしば鼻形成術(リノプラスティ)と併用されます。リノプラスティは鼻全体の形状を整え、矯正後の中隔に適した鼻形を作ります。
予防策
顔や鼻への外傷を避けることが重要です。自動車に乗る際はシートベルトを着用し、バイクや自転車ではヘルメットを装着しましょう。スポーツや身体活動を行う際は安全に配慮し、怪我をしたら速やかに医療機関を受診してください。
