足の骨折の概要と対策
特徴
足は26本の骨から構成され、踵の骨(踵骨・距骨)や中足部の楔状骨、前足部の中足骨と指骨が含まれます。子どもは骨が柔らかく折れやすく、大人は靭帯や軟骨の方が弱いため、捻挫が多くなります。
種類
足の骨折は、単純骨折、複合骨折、開放骨折、閉鎖骨折に大別されます。単純骨折は1か所の骨折、複合骨折は複数部位、開放骨折は骨が皮膚を突き破り、閉鎖骨折は皮膚が intact の状態です。部位別に、指の骨折(趾骨)、種子骨骨折、剥離骨折、足首骨折、外果骨折(くるぶしの突起)などがあります。最も一般的なのはストレス骨折で、過度の負荷により骨に小さな亀裂が生じます。放置すると完全骨折に進行することがあります。
専門家の見解
診断にはX線、骨シンチグラフィ、CT、MRI、超音波などが用いられます。診察時には第5中足骨や舟状骨を圧診し、歩行テストで荷重耐性を確認します。安静・足の挙上は腫れを抑え、治癒を促します。指の骨折は隣の指にテーピングする「バディテーピング」で固定し、必要に応じてギプスや手術が行われます。
注意点
軽度の骨折は自宅での固定と挙上で対応できますが、以下の症状がある場合は緊急受診が必要です。
- 足が青白く、しびれや冷感がある
- 足の形が変形している、または異常な角度にある
- 大きな開放創がある
- 激しい痛みが続く
- 吐き気・めまいなど全身症状が出る
予防・対策
適切なサイズとサポート性のある靴を選び、特にスポーツ時は足を保護しましょう。骨粗鬆症のリスクがある人は医師の指示に従い薬を服用し、バランスの取れた食事とビタミン・カルシウムの摂取を心がけます。日常的に足への負荷を軽減し、ストレッチや筋力トレーニングで足の強度を高めることが、骨折予防につながります。
