過食症(神経性大食症)はどの地域で最も多いのか?

過食症の地域別有病率

過食症(bulimia nervosa)は国や地域によって有病率が異なりますが、特に以下の地域で高いと報告されています。

1. オーストラリア

オーストラリアは世界で最も有病率が高い国のひとつで、人口の約1.5%が罹患している可能性があります。特に若年女性に多く、痩せへの欲求や体型に関する社会的プレッシャーと関連しています。

2. アメリカ合衆国

米国でも有病率は0.5%〜1%と高く、思春期や若年成人の女性に多く見られます。文化的な痩せへの理想や身体不満が主な要因とされています。

3. イギリス

イギリスでは約1%の有病率が報告されており、こちらも主に若い女性が対象です。摂食障害のパターンや体像への不安と結びついています。

4. 西ヨーロッパ(フランス・イタリア・スペイン等)

フランス、イタリア、スペインなどの西ヨーロッパ諸国でも他地域に比べて高い報告がありますが、国内やサブグループ間で差があります。

5. 都市部

都市部ではメディアやファッション業界の影響が強く、体型に関する社会的圧力が大きいため、過食症が比較的多く見られます。

有病率は時間とともに変動し、文化的・社会経済的・環境的要因の影響を受けます。また、スティグマや治療へのハードルにより、実際の数は過小報告されがちです。診断基準や調査手法の違いも、正確な推定を難しくしています。

過食症 - 関連記事