静脈瘤(静脈曲張)に対するアブレーション治療

静脈瘤(静脈曲張)は、血管が拡張し蛇行した状態です。特に立位が多い下肢に起きやすく、痛みや腫れ、皮膚の変色などの症状を伴います。アブレーションは、静脈瘤治療の選択肢のひとつです。

概要

  • アブレーションとは、熱やレーザー、ラジオ波などで血管壁を蒸散させ、血流を遮断する処置です。静脈瘤に対しては、内腔から行うエンドベナスアブレーションが主に用いられます。

仕組み

  • エンドベナスアブレーションは、ラジオ波またはレーザーから発生する熱で、異常に拡張した静脈を閉鎖します。閉鎖された静脈は徐々に収縮し、血流は正常な隣接静脈へと迂回します。

適応と注意点

  • 静脈瘤は美容上の問題だけでなく、疼痛、腫脹、皮膚刺激、色素沈着、炎症などの症状を引き起こすことがあります。これらの症状緩和を目的に、エンドベナスアブレーションが選択されます。

治療の特徴

  • 治療には超音波画像装置、カテーテル、そしてレーザーまたはラジオ波電極が使用されます。超音波で静脈の位置を確認しながらカテーテルを挿入し、電極で熱エネルギーを照射して静脈を閉鎖します。手術後は静脈が縮小し、徐々に吸収されます。

リスクと注意事項

  • 皮膚穿刺を伴うため感染リスクがあります。術後は医師の指示に従い、圧迫ストッキングを着用してください。まれに熱による神経障害や、術後の内出血・腫脹が起こることがあります。

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