心臓カテーテル検査報告書の血行動態所見に記載された数値は、収縮期・拡張期圧ではなく、平均肺動脈圧(mmHg)と肺毛細血管楔入圧(mmHg)ですか?

血行動態所見の数値は何を示すのか

心臓カテーテル検査報告書に記載されている、mmHgの単位で示された分数(例:7/84)の数値は、収縮期・拡張期圧ではありません。これは、平均肺動脈圧(PAPm)と肺毛細血管楔入圧(PAWP)を表しています。

平均肺動脈圧(PAPm)

平均肺動脈圧は、1心拍サイクル中の肺動脈内圧の平均値です。通常、収縮期圧(最高圧)と拡張期圧(最低圧)を足し合わせ、2で割って算出します。

肺毛細血管楔入圧(PAWP)

肺毛細血管楔入圧は、心臓が拡張期(拡張期の終わり)にあるときの肺動脈圧を測定したものです。拡張期の終了直前に測定され、左心系の圧力を反映します。

臨床的意義

これらの測定値は、心肺機能の評価に重要です。平均肺動脈圧が高いと肺高血圧症の疑いがあり、PAWPが上昇していると左心不全の可能性が示唆されます。

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