慢性疲労症候群(CFS)の別称は?

慢性疲労症候群(CFS)とは

慢性疲労症候群(CFS)は、休息しても改善せず、他の医学的疾患で説明できない極度の疲労感を特徴とする複雑な障害です。長年にわたり、CFSはその理解の変遷に応じてさまざまな名称で呼ばれてきました。

主な別称一覧

  1. 筋痛性脳脊髄炎(ME):中枢神経系と筋肉に炎症が起こるという見解に基づく名称です。英国などでは「ME/CFS」と併記されることが一般的です。
  2. ウイルス後疲労症候群(PVFS):ウイルス感染後に同様の症状が出るケースがあることから名付けられましたが、全ての患者がウイルス感染を経ているわけではありません。
  3. ヤッピー・フルー:1980年代に白領階級の若年層(yuppie)を揶揄する形で使われた俗称です。心理的なものと誤解されたことによるスティグマを象徴しています。
  4. 慢性疲労・免疫機能障害症候群(CFIDS):免疫系の異常が関与している可能性を示唆した名称ですが、免疫の関与は未解明であり、現在はあまり使用されません。
  5. 全身性過労不耐症(SEID):軽い身体活動でも著しい疲労が現れることに着目し、CFSの代替名称として提案されています。

これらの名称は、CFSに関する研究や理論が進化してきた過程を反映しています。現在のコンセンサスは、原因やメカニズムを限定しない「慢性疲労症候群」という包括的な呼称を用いることです。

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