風邪に効くチキンスープの科学と選び方

お母さんが風邪の初期症状にチキンスープを勧めたのは、単なる慰めだけではありません。実際、メイヨークリニックでも「風邪に効くトップレメディ」のひとつとして紹介されています。

チキンスープの科学的根拠

1993年、ネブラスカ医療センターのスティーブン・レンナード博士が行った研究では、家庭料理のチキンスープや缶詰のスープを検証し、炎症を引き起こす白血球(好中球)の動きを抑制することが確認されました。また、1978年の研究(K. Saketkhoo ら)では、熱いチキンスープを飲むことで鼻粘液の粘度が低下し、鼻腔の空気抵抗が減少することが示されています。これにより、鼻水や鼻づまりが緩和され、風邪の症状が軽くなると考えられます。

手作りと市販、どちらが効果的?

レンナード博士の実験では、特定の食材だけが効果的という結果は出ませんでした。調査に使用された手作りスープの材料は、鶏肉、パースニップ、玉ねぎ、さつまいも、にんじん、セロリ、パセリ、カブなど多岐にわたります。これら多数の食材が相互に作用し、風邪の緩和に寄与すると結論付けられました。

市販のチキンスープでも同様の効果が期待できますが、野菜が豊富に含まれる商品を選ぶと良いでしょう。スープの液体は体の水分補給を助け、粘液を柔らかく保つことで排出しやすくします。さらに、温かいスープは心理的・情緒的な安心感をもたらし、回復を促進するとされています。

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