心臓疾患のある人向けの咳・風邪対策
心臓疾患や高血圧のある方は、血管を収縮させ血圧を上昇させる去痰薬や鼻詰まり用の薬は避けるべきです。これらは心拍数を増やす可能性があります。風邪をひいていて心臓病でアスピリンを服用中の方は、アセトアミノフェン(例:タイレノール)を含む鎮痛剤の使用を検討してください。アセトアミノフェン以外にも、心臓疾患のある方が安全に使用できる市販の風邪対策薬があります。
ベナドリル(Benadryl)
ジフェンヒドラミンを主成分とするベナドリルは、咳、くしゃみ、鼻水、目のかゆみといった風邪の症状だけでなく、かゆみやじんましんといったアレルギー症状の緩和にも有効です。抗ヒスタミン薬として体内の自然ヒスタミンの作用をブロックします。
Cold‑EEZE(コールドイーズ)
このロゼンジは、咳、喉の痛み、鼻後漏、鼻づまり、かすれ声などの風邪症状を軽減し、期間を短縮するとされています。発症後24〜48時間以内に服用し、症状がなくなるまで2〜4時間ごとに1錠、1日最大6錠まで摂取します。シトリック酸を含む果汁などと同時に摂取すると効果が低下するため、摂取前後30分は避けてください。
Zicam(ジカム)
Zicamは心臓病患者でも使用できるとされていますが、FDAは以下の3製品について嗅覚障害のリスクがあるとして使用中止を勧告しています。
- Zicam Cold Remedy Nasal Gel
- Zicam Cold Remedy Nasal Swabs
- Zicam Kids Size Cold Remedy Swabs
上記製品以外のZicam製品は安全に使用できます。
Coricidin HBP/Cough and Cold(コリシジン HBP)
高血圧や心臓疾患のある方を対象に開発されたこの薬は、抗ヒスタミン作用と中枢性鎮咳成分を組み合わせ、鼻水やくしゃみといった風邪症状と咳を同時に緩和します。
亜鉛(Zinc)
牛肉や赤身肉、ナッツ、種子、豆類、貝類、乳製品などに含まれる亜鉛は、鼻スプレー、ロゼンジ、錠剤でも摂取できます。ミネラルであるため心臓病や高血圧に影響せず、風邪の初期症状が出たら2時間ごとに服用すると効果的です。
