オシロコッシン(Oscillococcinum)の概要と効果
概要
オシロコッシン(Oscillococcinum)は、インフルエンザの症状を短くし、重症化を抑えるとされる自然派ホメオパシー薬です。1917年にフランスで発見され、65年以上にわたり欧州で使用され、近年は米国でも広く販売されています。主成分は野生のカモの肝臓と心臓から抽出した「anas barbariae」の超希釈液です。
疑問点
ロサンゼルス・タイムズ(2008年)は、オシロコッシンの効果を裏付けるにはより厳密な研究が必要だと指摘しています。エビデンスに基づく医療を推進するCochrane Collaborationのレビューでも、インフルエンザ予防効果は認められず、症状の持続時間を約6時間短縮する可能性があると結論付けられました。
効果
1998年に「British Homeopathic Journal」に掲載された臨床試験では、インフルエンザの初期症状が出た段階でオシロコッシンを服用すると、48時間以内に症状が改善したと報告した患者は全体の63%に上りました。プラセボ群と比較して有意な差が認められています。
副作用
オシロコッシンは有効成分が実質的に存在しないため、薬物相互作用や副作用のリスクは極めて低いとされています。製造元のボワロン社は、2歳から102歳までの使用が安全で、既知の副作用はないと明言しています。ただし、妊娠中・授乳中、または乳児に使用する場合は医師に相談してください。
使用方法
インフルエンザの兆候が現れたらできるだけ早く服用することが推奨されます。使用法は、1回分の小瓶(1 vial)を口に含み、薬が溶けるまで待ち、これを6時間ごとに繰り返します。症状が1週間以上続く、または悪化した場合は医師の診察を受けてください。
