原因

米国疾病予防管理センター(CDC)によると、インフルエンザは主にインフルエンザA型とB型ウイルスが原因です。A型は冬季に多く、B型は通年で見られます。ウイルスは空気中に拡散し、飛沫や汚染された表面を介して感染します。感染者のくしゃみや、ウイルスが付着した物に触れることで体内に取り込まれます。

特徴(症状)

ウイルスに曝露してから1〜7日で症状が現れます。主な症状は、102°F(約39℃)を超える急な高熱(1〜5日間続く)です。その他、吐き気・嘔吐、悪寒、倦怠感、頭痛が見られます。感染後2〜4日で呼吸器症状が顕著になり、咳、くしゃみ、喉の痛み、鼻水が出ます。

治療

インフルエンザはウイルス性疾患のため、根本的な治療薬はありません。健康な成人では1週間程度で自然に回復します。感染中は他者への拡散を防ぐために自宅で安静にし、十分な水分補給と、市販の解熱鎮痛剤で症状を緩和します。

影響(合併症)

小児、妊婦、50歳以上の高齢者は重症化しやすく、呼吸器系の基礎疾患や免疫低下がある人は入院が必要になることがあります。インフルエンザは心不全、糖尿病、喘息などの既往症を悪化させ、肺炎、気管支炎、副鼻腔炎、脱水症状を引き起こすことがあります。

予防・対策

CDCは、特にリスクが高い人は毎年インフルエンザワクチン接種を推奨しています。ワクチンは弱毒化または不活化されたウイルスを含み、体内で抗体を産生させます。効果が現れるまで約2週間かかるため、流行が始まる前の秋頃に接種するのが理想的です。さらに、手洗いの徹底や体液の共有を避けるなどの基本的な衛生習慣も感染防止に有効です。