インフルエンザ用鼻スプレーはどのように働くのか?

インフルエンザ鼻スプレーの仕組み

インフルエンザ鼻スプレー(生ワクチン)は、弱毒化されたインフルエンザウイルスを直接鼻腔に投与し、実際にインフルエンザにかかることなく免疫を獲得させるワクチンです。

1. スプレーの投与

医療従事者の指示に従い、ワクチン液を片方または両方の鼻孔に少量噴射します。

2. 弱毒化ウイルスの導入

スプレーには増殖能はあるものの、病原性が除去された生ウイルスが含まれています。

3. 鼻粘膜での増殖

ウイルスは鼻粘膜の細胞内で増殖し、自然感染に近い形で免疫刺激を行いますが、症状はほとんど出ません。

4. 免疫応答の開始

増殖したウイルスのタンパク質が免疫系に認識され、抗体と細胞性免疫が産生されます。

5. 局所免疫の獲得

鼻粘膜に産生されたIgA抗体が、ウイルスの侵入を直接ブロックし、呼吸器への拡散を防ぎます。

6. 全身免疫への波及

鼻で活性化された免疫細胞は血流に乗って全身へ移動し、血中にも抗体を供給します。これにより、他の侵入経路からの感染も防御できます。

7. 保護期間

一般的に、秋から春までのインフルエンザシーズン中に有効です。ただし、個人の免疫状態や流行株により効果は変動します。

注意点

免疫抑制状態や特定の基礎疾患がある人は使用できません。接種前に必ず医師に相談し、最適なワクチンを選択してください。

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