減弱インフルエンザワクチンとは?

減弱インフルエンザワクチンは、弱毒化した生ウイルスを用いたワクチンです。接種後、ウイルスは体内で増殖しますが、重篤な症状を引き起こすことはありません。これにより、免疫系はインフルエンザウイルスを認識し、抗体を産生します。

ワクチンの製造と弱毒化プロセス

特定のインフルエンザ株を培養し、動物細胞や培養細胞を通じて何世代も繰り返し増殖させることで、ウイルスの病原性を徐々に低減させます。この過程で、免疫応答を誘導するために必要な抗原性は保たれます。

接種方法と免疫応答の特徴

主に鼻スプレー(点鼻)で投与され、呼吸器粘膜で増殖します。生ワクチンであるため、全身性免疫と局所免疫(呼吸器粘膜のIgA分泌)を同時に誘導し、死活化ワクチンより広範な免疫を提供します。

効果と注意点

免疫持続期間が長く、ワクチン株の微細変異(ドリフト)に対しても一定の防御効果があります。ただし、生ウイルスを使用するため、免疫不全状態や特定の基礎疾患がある人には禁忌となります。

代表的な減弱インフルエンザワクチン

例として、FluMist 四価(Live Attenuated Influenza Vaccine)や、季節用FluMist(Live Attenuated Influenza Vaccine)があります。

かぜ・インフルエンザ - 関連記事