鼻後滴下(ポスト鼻滴)に対する対策と治療法

鼻の構造

鼻は外部の汚染物質から呼吸路を守るバリアです。鼻腔内の粘液は通路を湿らせ、呼吸器の機能を支えます。鼻腔の側面には4つの洞(副鼻腔)があり、これらが詰まると鼻炎が起こり、粘液が過剰に産生され、鼻後滴下が生じます。

薬物療法

鼻腔から喉へ粘液が流れ込むと、喉の痛みや咳を引き起こします。医療情報サイト Medicine Net によれば、粘液分泌の障害が鼻後滴下の主因です。粘液が滞留すると鼻から正常に排出できず、喉にたまり続くため、咳や胃の不快感が続きます。鼻後滴下の治療には、以下の2種類の薬が組み合わせて用いられることが多いです。

  • 去鼻腔充血薬(血管収縮により粘液を乾燥させ、排出を促進)
  • 去痰薬(粘液を緩め、排出しやすくする)

鼻スプレー

メイヨークリニックが推奨する市販の鼻スプレーには、オキシメタゾリン(例:アフリン)やフェニレフリン(例:ネオシネフリン)があります。これらは粘液の蓄積と炎症を抑え、副鼻腔の排出を助けます。また、塩水で鼻腔を洗浄する方法は、軽度の鼻後滴下に有効で、薬剤特有の副作用を回避できます。

経口薬

市販の経口薬で副鼻腔の腫れを抑えるものとして、プソエフェドリンを含むサダフェド(例:スーダフェド)やドリキサールがあります。プソエフェドリンは血管を収縮させ、鼻腔を乾燥させます。さらに、グアイフェネシンとプソエフェドリンを併せ持つミューシネックスは、去痰作用と血管収縮作用の両方で粘液を緩め、排出しやすくします。類似製品にヒューミビッドやロビトゥシンがあります。

副作用と注意点

これらの薬は妊娠中・授乳中の使用は避けるべきです。血圧や糖尿病、甲状腺疾患を持つ人にも禁忌となることがあります。経口去鼻腔充血薬は不整脈や緑内障のリスクが報告されています。鼻スプレーは連続使用が3日を超えると依存性が生じ、慢性鼻閉を招く恐れがあります。

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