めまいと副鼻腔炎
特定
副鼻腔炎(副鼻腔感染)は、細菌、ウイルス、その他の感染が副鼻腔に入り込むことで起こります。風邪、アレルギー、真菌感染も原因となります。
症状
副鼻腔炎の症状は、厚い黄色または緑色の粘液、鼻詰まり、顔面の副鼻腔部の圧迫感、味覚・嗅覚の低下、咳、倦怠感、吐き気などです。副鼻腔感染が耳に広がると、平衡感覚が乱れめまいを感じることがあります。副鼻腔炎による鼻詰まりが耳と鼻をつなぐユースタキア管を塞ぐと、めまいが起こります。
対策
副鼻腔炎の治療法としては、市販の去痰薬や鎮痛剤で症状を緩和します。温かいタオルで顔を温める、十分な休息と水分補給も有効です。鼻うがい(ネティポットやシリンジで温かい塩水を通す)で汚れを洗い流す方法もあります。重症例では、ステロイド系点鼻薬が処方されることがあります。抗生物質は副鼻腔炎単独にはあまり使用されませんが、合併した耳感染には処方されることがあります。ユースタキア管の閉塞や耳感染によるめまいは、感染が治れば自然に改善します。めまいが起きたらすぐに座るか横になるなどして安静にし、運転や重機の操作は避けてください。
予防
副鼻腔炎を予防するには、汚染された空気やタバコの煙、風邪患者との接触を避け、手洗いを徹底します。室内の加湿器で乾燥した空気を潤すと副鼻腔が健康に保てます。激しい鼻かみは耳に感染が広がる恐れがあるため控えましょう。
警告
治療しない耳感染は悪化し、永続的な難聴につながります。副鼻腔炎が脳へ広がると髄膜炎、眼へ広がると失明の危険があります。副鼻腔周囲に血栓ができると脳卒中のリスクも。放置すると慢性化することがあります。めまいに高熱、激しい頭痛、しびれ、意識消失、胸痛が伴う場合は緊急医療を受けてください。
