エキナセア・テネシーエンシス(Echinacea tennesseensis)のネイティブアメリカン利用と保護
エキナセア属の植物は、多くのネイティブアメリカン部族で薬用として利用されてきました。根はすりつぶしてヘビに噛まれた傷や外傷、虫刺されに塗布され、根・葉・種子からはお茶が作られ、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)やはしか、関節炎、風邪やインフルエンザの治療に用いられました。また、歯や歯茎の痛みを和らげるために噛んで使用されました。チェロキー族はエキナセアをヨーロッパ人入植者に紹介したとされていますが、テネシー州東部に住んでいたチェロキーが実際に
テネシー州のネイティブアメリカン
テネシー州には、チカソー、コアサティ、クアパウ、ショーニー、ユチ、そしてチェロキーといった部族が先住していました。チェロキー族はエキナセアを「Gvnege tsunvsta(グヴネゲ・ツンヴスタ)」と呼び、同族とチカソー族は健康維持のために広く利用していました。花の頭部は髪をとかす道具として使われ、子どもたちは花と茎を組み合わせたゲームで遊びました。茎同士を打ち合い、花頭を絡ませる遊びは特に人気でした。
現代の研究
近年の研究では、薬効が高いとされるエキナセアの主要品種は、Echinacea purpurea、Echinacea angustifolia、Echinacea pallidaの3種であることが判明しています。これらは免疫力の向上や循環系の改善に効果があるとされています。薬効の有無を簡易的に判定する方法として、葉を噛んでみて舌がしびれるかどうかを確認する方法が紹介されています。
絶滅危惧種としての危機
Echinacea tennesseensisは絶滅に近い状態にあり、ハーブとしての商業利用は避けるべきです。もしこの品種が販売されている場合は、薬用目的で購入しないでください。一方で、保存・増殖目的で苗や種子が販売されている場合は、購入して栽培に協力することが種の回復につながります。多くの人が保護と増殖に取り組めば、回復の可能性は大きく高まります。
エキナセア・テネシーエンシスの確認方法
自宅でEchinacea tennesseensisを栽培している場合は、葉を1枚噛んでみて舌が軽くしびれるか確認してください。しびれを感じたら、同属のE. angustifolia、E. purpurea、E. pallidaと同様の薬効が期待できます。しびれがなければ、髪をとかす道具や子どもの遊具として活用できます。
