子どもとティーンのための抗うつ薬一覧
成人のうつ病治療はすでに複雑ですが、子どもや思春期の患者になるとさらに難しくなります。選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)は若年層で自殺リスクが高まることが報告され、小児科医は治療法に悩むことが多いです。
しかし、米食品医薬品局(FDA)と家庭医は、低用量であれば副作用が少なく、うつ症状の改善に役立つ薬剤があることを示しています。臨床試験は現在も進行中です。
フルオキセチン(Fluoxetine)
商品名はプロザック。フルオキセチンは、うつ病と強迫性障害(OCD)に対してFDAが小児患者に使用を承認した唯一の抗うつ薬です。
ティーンエイジャーには通常1日10 mgから低用量で開始し、医師の厳重な管理下で徐々に増減します。
ごく一部の若者で自殺念慮が増加することがありますが、認知行動療法(CBT)と併用すればリスクは大幅に低減します。
セルトラリン(Sertraline)
商品名はゾロフト。FDAはうつ病に対する小児使用を正式には承認していませんが、強迫性障害(OCD)に対しては承認されています。そのため、多くの医師が慎重に監視しながら子どもやティーンのうつ治療に使用しています。
副作用や薬物相互作用が比較的少ない点が特徴です。
フルボキサミン(Fluvoxamine、Luvox)
フルボキサミンは子どもの強迫性障害治療薬として承認されており、6歳未満でも使用可能です。うつ病への適応は医師の裁量に任され、家族医や精神科医の厳重な監督下で処方されます。
副作用として、吐き気、眠気、めまい、下痢、睡眠障害、便秘、食欲不振、発汗増加、視覚障害などが報告されています。
パキシル(Paroxetine)
商品名はパキシル。うつ病(MDD)に対して最も頻繁に処方される抗うつ薬のひとつですが、FDAは子どもやティーンでの使用を承認していません。その理由は自殺念慮や自傷行動のリスクが高まる可能性があるためです。
それでも、医師は慎重に監視しながら思春期のMDDに処方することがあります。保護者は子どもの行動変化(興奮、パニック発作、強い不安、睡眠障害など)に注意を払う必要があります。
最終的な注意点
SSRI などの抗うつ薬で子どもやティーンのうつを治療する場合、必ず医師または精神科医の厳格な監視が必要です。治療開始直後は、週1回程度の診察で行動観察と自殺リスクのチェックを行うことが推奨されます。
多くの専門家は、薬物療法と併せて心理療法(特に認知行動療法)を受けることが最も効果的としています。
