ハミルトンうつ病評価尺度(HAMD)とは何か
ハミルトンうつ病評価尺度(Hamilton Depression Rating Scale、略称 HDS または HAMD)は、うつ症状の重症度を定量的に評価するための標準的な質問票です。医療現場で広く用いられ、診断や治療効果の測定に重要な役割を果たします。
使用方法
- 子供から大人まで、ハミルトン評価尺度は適用可能です。医師が抗うつ薬や治療プログラムを開始する前に、症状の重症度を把握するために使用されます。また、治療中に患者の経過を客観的に測定することもできます。
歴史
- ハミルトン評価尺度は、1960年代にマックス・ハミルトンがうつ症状を示す人への面接調査用に開発しました。当初の版と現在使用されている版では項目や評価方法にいくつかの改訂が加えられています。
尺度の構成
- 質問は被験者の気分や精神状態に関するものが中心で、各項目は 0 から 4 点の5段階で評価されます。例として、"罪悪感"に関する質問は「0=なし」「1=自己非難」「2=過去の過ちへの執着」「3=現在の病状が罰であると感じる」「4=罪の告発音声や幻覚がある」のように細かく区分されています。実施は医療従事者が面接形式で行います。
診断への活用
- HAMD はうつ病の重症度を客観的に把握できるため、正確な診断と最適な治療計画の策定に不可欠です。
検査項目
- 全 17〜21 項目からなるインタビュー形式の質問で、各回答に点数が付与されます。合計スコアにより、軽度・中等度・重度のうつ病かが判定されます。
