糖尿病における血糖値のサインと症状
糖尿病患者にとって血糖値は、治療の効果や健康状態を判断する重要な指標です。血糖値が安全な範囲にあるかどうかは、さまざまなサインや症状で確認できます。
低血糖(低血糖症)
初期症状として、心拍が速くなったり、手足の震え、発汗、頭痛、めまいが現れます。また、不安感やイライラ、神経過敏、空腹感を感じることもあります。
睡眠中に低血糖が起きることもあり、悪夢や、目覚めた直後の倦怠感・イライラ、汗で寝具が濡れるなどが見られます。
放置すると重度低血糖に進行し、痙攣、筋力低下、意識障害、言語不明瞭、二重視、眠気などの症状が出ます。
低血糖は、食事の抜き、インスリン過剰投与、血糖が不足している状態などが原因で起こります。
高血糖(高血糖症)
血糖値が180 mg/dL以上になると、頻尿、体重減少、疲労感、集中力低下、視界のぼやけ、頭痛などの初期症状が現れます。
治療せずに放置すると、皮膚感染症、便秘や下痢、神経障害、視力低下、創傷の治癒遅延などが起こります。女性では膣炎、男性では勃起不全が見られることもあります。
高浸透圧症候群(Hyperosmolar Hyperglycemic State)
極度の喉の渇き、視力低下、片側の体の脱力、血糖値600 mg/dL以上、口の乾燥、頻尿が主なサインです。皮膚は乾燥し、汗が出ない状態になります。
症状は数日から数週間かけて現れ、2型糖尿病患者に多く見られます。血液はシロップ状に濃くなることがあります。
