DKAとは何か?医療用語の意味と概要

DKA(Diabetic Ketoacidosis、糖尿病性ケトアシドーシス)は、糖尿病患者がインスリン不足になることで脂肪がエネルギー源として燃焼し、ケトン体が体内に蓄積して起こる深刻な合併症です。適切な治療が行われない場合、致命的になることがあります。

病態生理

インスリンが十分に供給されないと、体はブドウ糖を利用できず、代わりに脂肪を分解してエネルギーを得ようとします。この過程で生成されるケトン体が血中に蓄積し、酸塩基バランスが崩れて糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)となります。

影響

血液や尿中のケトン体濃度が上昇し、酸性に傾いた状態(酸性血症)を引き起こします。これがDKAの核心的な病態です。

初期症状

初期段階では、強い喉の渇きと頻尿、頭痛、倦怠感、食欲不振、腹痛、呼吸困難などが現れます。

警告サイン

症状が進行すると、顔面紅潮、深く速い呼吸(クスマウル呼吸)、吐き気・嘔吐、腹痛、皮膚や口腔の乾燥、息にフルーツのような甘い臭いが見られます。これらは緊急の医療介入が必要なサインです。

留意点

DKAを速やかにインスリンと輸液で治療しないと、腎不全、低血圧による心筋梗塞、脳浮腫(致死的)などの重篤な合併症を招く恐れがあります。

糖尿病 - 関連記事