グルコース耐性とは?
インスリン
通常の消化過程で、ブドウ糖は血流に取り込まれ、全身の細胞へエネルギーとして供給されます。余分なブドウ糖は膵臓から分泌されるインスリンが血中で中和し、細胞に取り込ませます。しかし遺伝的要因や長期にわたる高糖質の食生活により、インスリンの働きが低下し、糖尿病などの疾患が引き起こされます。
グルコース耐性テスト
グルコース耐性テストは、体がブドウ糖をどれだけ利用・貯蔵できるかを測定する簡易検査です。検査前に8時間の絶食を行い、医師の指示でブドウ糖と水の溶液を飲みます。その後、血糖値を数回採血して測定します。通常は摂取後1時間で血糖がピークに達し、その後の減少速度で耐性を評価します。
インスリン抵抗性
インスリン抵抗性は、インスリンが十分に分泌されても細胞がその作用に応答しなくなる状態で、2型糖尿病の前兆とされています。高糖質の食事が続くと血中インスリンが過剰になり、やがて細胞がインスリンに慣れ、血糖が食後も高いまま残ります。グルコース耐性テストで血糖が高止まりする場合、インスリン抵抗性が疑われ、薬物療法が必要になることがあります。
反応性低血糖
テスト中に血糖が異常に低下する場合は、反応性低血糖が考えられます。膵臓が過剰にインスリンを分泌し、血糖が危険なレベルまで下がるため、めまいや失神、最悪の場合は生命に関わる症状が出ます。
検査結果と対策
検査でインスリンの異常反応が認められた場合、医師は糖尿病予備軍または糖尿病に対する治療計画を立てます。食事療法、運動の増加、必要に応じた薬物療法の組み合わせで血糖コントロールを目指します。
