2型糖尿病がもたらす手術リスク
背景
糖尿病は体内のインスリンに対する細胞の抵抗性が高まり、血糖値が上昇する病気です。血糖コントロールが不十分だと創傷の治癒が遅れ、感染リスクが増大します。また、手術前後の血糖変動に注意が必要です。
手術中のリスク
手術前の絶食や麻酔による長時間の意識消失は、食事摂取ができないため血糖が低下しやすく、低血糖の危険があります。血糖モニタリングが不十分だと、危険な低血糖状態に陥る可能性があります。
手術後のリスク
手術後は創部の治癒が遅くなる傾向があり、糖尿病特有の免疫機能低下により敗血症やブドウ球菌感染などの重篤な感染症が起こりやすくなります。
対策
手術は血糖が最も安定しやすい早朝に設定し、絶食による低血糖を防ぎます。また、感染予防として術前・術後に抗生物質を投与することがあります。
注意点
手術後に発熱や創部の発赤、膿や分泌物が認められた場合は、直ちに医師へ連絡し感染の有無を確認してください。
