高血糖がもたらすリスクと健康への影響
私たちが摂取するほとんどの食べ物は体内で分解され、血液中の糖(ブドウ糖)となります。ブドウ糖はエネルギー源として重要ですが、膵臓から分泌されるインスリンが不足すると、血糖が高くなります。高血糖は神経や血管を傷つけ、さまざまな重篤な健康リスクを招きます。
妊娠中のリスク
- 血糖が高いと、尿路感染症やカンジダ症のリスクが上昇し、血圧が上がりやすくなります。また、胎児が大きくなり帝王切開が必要になることがあります。
- 出生直後の赤ちゃんは黄疸や呼吸困難、低血糖になる可能性が高まります。
心臓病
- 高血糖は高コレステロールや高血圧を引き起こし、動脈硬化や血栓の原因となります。1992〜2004年のAtherosclerosis Risk in Communities Studyによれば、血糖が正常上限を超える非糖尿病者は心臓病になるリスクが約2倍と報告されています。
視力障害
- 血管が損傷すると、目の血管が閉塞し、代わりにできた脆弱な血管が漏れ出すことで視力が低下します。瘢痕組織が網膜を変形させ、失明に至ることもあります。
がんリスク
- スウェーデンでの13年にわたる研究では、血糖値が高い女性は膵臓、皮膚、泌尿器系のがん発症リスクが上昇し、最高血糖群ではがん罹患率が26%増加することが示されました。
神経障害
- 高血糖は神経を損傷し、糖尿病性ニューロパチーは糖尿病患者の60〜70%に見られます。神経が障害されると、脳への信号伝達が阻害され、全身の感覚や運動機能に異常が現れます。
腎不全
- 腎臓の血管が漏れ出すと、残された血管に過度の負担がかかり、最終的に腎機能が低下します。腎不全になると透析や腎移植が必要になることがあります。
まとめ
高血糖は多岐にわたる重大な健康リスクを伴うため、血糖コントロールと生活習慣の改善が重要です。
