血糖が損傷を引き起こすレベルとは
糖尿病の合併症は、血糖値が高い状態が続くことで血管や内臓に損傷を与えます。研究者は、血糖が損傷を開始する具体的な数値を明らかにしようとしています。
事実
米国糖尿病協会(ADA)は、空腹時血糖値が正常範囲と見なされる人々でも糖尿病合併症が観察されたことを受け、診断基準を何度も見直してきました。
研究結果
Gregory A. Nicholsらの研究によると、空腹時血糖(FPG)が「正常上限」とされる99 mg/dLに近づくと、血糖による損傷が始まる可能性があることが示されています。
厳格な血糖管理
ADAは合併症の予防・遅延のために、食前血糖を70〜130 mg/dL、食後2時間は180 mg/dL以下に保つことを推奨しています。また、HbA1cは7%未満が目標とされています。
ADAの今後の推奨
新たなエビデンスが得られるたびに、ADAは糖尿病・前糖尿病の診断基準や推奨血糖範囲を見直す可能性があります。
考慮すべき点
空腹時血糖値が高いほど糖尿病リスクと合併症リスクが上昇するという正の相関が報告されています。血糖管理を徹底することが重要です。
