糖尿病の歴史と起源
紀元前1世紀、ギリシャの医師アレタエウスは糖尿病を "dia‑bainein"(シリンジで液体を抜く)に例えて名付けました。この語は頻繁な排尿を示すもので、糖尿病患者の典型的な症状を表しています。
膵臓と糖尿病
1869年、パウル・ランゲルハンスは膵臓内にあるランゲルハンス島(膵島)を発見しました。しかし、膵臓が糖尿病に関与していることが明らかになったのは1900年、ヨーゼフ・フォン・メリングとオスカー・ミンコウスキーが動物実験で膵臓除去が糖尿病を引き起こすことを示したときです。
糖尿病の食事療法
1920年、栄養士ローレンス氏は食事交換システムを開発し、糖尿病患者が血糖コントロールしやすい食事法の基礎を築きました。
インスリンの発見
1921年、フレデリック・バンティングとチャールズ・ベストがインスリンを抽出し、糖尿病治療薬として初めて実用化しました。この功績により二人はノーベル賞を受賞しています。
糖尿病の種類
1936年、ハロルド・パーシヴァル・ヒムズワース博士は糖尿病が複数のタイプに分かれることを指摘し、1型と2型に分類しました。
糖尿病の治療法の変遷
1956年に経口血糖降下薬が登場し、1995年には2型糖尿病の第一選択薬としてメトホルミンが承認されました。さらに2007年以降は、自己骨髄由来の幹細胞移植が実施され、一部患者でインスリン依存が軽減されています。
