A1C(ヘモグロビンA1c)を管理する方法
はじめに
ヘモグロビンA1c(通称A1c)は、過去約120日間の平均血糖値を示す血液検査です。血糖が血中にあると、一部がヘモグロビンに結合します。血糖が高いほど結合したヘモグロビンの割合が増え、A1c検査はその割合(%)を測定し、平均血糖値に換算します。A1cを適切に管理することで、重篤な合併症のリスクを遅らせたり防いだりできます。
ステップ別ガイド
1. 自分の数値を把握する
医師のもとで血液サンプルを採取し、A1cを測定しましょう(ドラッグストアで購入できる自宅用キットもありますが、結果の解釈は必ず医師に相談してください)。非糖尿病者のA1cは約4〜6%です。米国糖尿病協会は、A1cが7%未満であれば「管理下」と定義し、合併症リスクが低いとしています。
2. 医師と相談し血糖を下げる計画を立てる
A1cは過去3〜4か月の平均を反映します。次の3か月で平均血糖を下げれば、A1cも低下します。食事やインスリン療法を変更する際は、必ず医師、特に内分泌専門医と相談してください。
3. 低GI食品を選ぶ
食品のグリセミック指数(GI)は、体内での吸収速度を示します。GIが高い食品は血糖を急上昇させ、長時間高い状態が続きます。完全に血糖上昇を防げなくても、GIの低い食品を選ぶことで血糖スパイクを短く抑えることができます。
4. 血糖測定を頻繁に行う
日中の血糖変動を見逃していると、A1cが高くなります。1時間ごとに測定し、食前・食中・食後の血糖を記録すると、どの食事が血糖に影響を与えるか把握しやすくなります。
5. インスリン療法の強化を検討する
インスリン未使用でA1cが高い場合、インスリン療法を開始すると血糖コントロールが改善しやすくなります。すでにインスリンを使用している場合は、作用時間が異なるインスリンへの切り替えや、投与回数の増加を検討してください。インスリンポンプを使用すれば、1日何度でも微調整が可能です。
まとめ
自分のA1c数値を把握し、医師と連携しながら食事・運動・薬物療法を見直すことで、A1cを適正範囲に保ち、糖尿病合併症のリスクを低減できます。
