糖尿病はなぜ血糖値が異常になるのか
糖尿病とは
糖尿病は血糖値が慢性的に高くなる疾患で、腎臓や心臓、肝臓に様々な合併症を引き起こします。インスリンというホルモンは血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませエネルギーに変える役割がありますが、糖尿病ではこの機能が障害されます。
1. 1型糖尿病
1型糖尿病は「若年性糖尿病」や「自己免疫性糖尿病」とも呼ばれ、免疫系が膵臓のβ細胞(インスリンを産生する細胞)を誤って攻撃し破壊します。その結果、インスリンが全く産生されず、血糖値が急激に上昇します。
2. 2型糖尿病
2型糖尿病は生活習慣や肥満が主な原因で、インスリンは分泌されますが、細胞がインスリンに対して抵抗性を示します。インスリンが細胞の受容体に結合しても、ブドウ糖の取り込みが十分に起こらず、血糖値が上昇します。
3. 治療法
1型糖尿病はインスリン注射が唯一の治療法です。外部からインスリンを補充することで、血糖の取り込みを正常化します。2型糖尿病は食事療法、経口血糖降下薬、必要に応じてインスリン注射の組み合わせで管理します。薬はインスリン感受性を高めたり、肝臓での糖産生を抑制したりします。
4. 血糖モニタリング
血糖値の自己管理は糖尿病治療の要です。血糖測定器で指先から少量の血液を採取し、血糖値をリアルタイムで確認します。高血糖が続くと糖尿病性ショックや昏睡、最悪の場合は死に至ることがあります。
5. 食事管理
食事は血糖コントロールに直結します。特に2型糖尿病では体重減少が血糖改善に効果的です。過度な炭水化物制限は栄養バランスを崩すため、適切な量の炭水化物を選び、低糖質・高繊維の食事を心がけます。
