結腸がねじれる原因は何ですか?

結腸は水分や塩分、消化された食べ物の残りかすを吸収し、不要なものを体外へ排出する重要な役割を担っています。結腸が異常にねじれる状態は「腸軸捻転(ボルブス)」と呼ばれ、特に60歳以上の男性に多く見られます。

結腸がねじれる主な原因

  • 食物繊維不足

    食物繊維は腸内環境を整える上で欠かせません。繊維が不足すると便が硬くなり、慢性的な便秘が腸を過度に伸ばしてねじれやすくなります。さらに、憩室症や過敏性腸症候群、大腸がんのリスクも高まります。

  • 手術後

    バイパス手術や帝王切開などの外科手術後に瘢痕組織ができ、結腸の一部が狭くなることで捻転が起こることがあります。

  • その他の要因

    先天性の腸管異常や胎児期の発育異常、ハーシュスプルング病、偽腸閉塞、結腸拡張などもリスク要因です。結腸は胎児の発育初期(受精後約3か月)に形成されます。

主な症状

  • 激しい腹痛、便秘、血便、嘔吐、悪心、ショック状態などがあります。症状は急激に現れることもあれば、腹部の膨満感やガス排出の減少、徐々に悪化する痙攣性腹痛として現れることもあります。

診断方法

  • レントゲン、上部消化管造影、CTスキャン、内視鏡検査(大腸鏡)などで捻転部位や血流状態を確認します。

治療法

  • 症状が疑われたら速やかに医療機関を受診してください。捻転が強く血流が遮断されると腸閉塞や壊死が急速に進行し、穿孔や生命危機につながります。軽度の場合はシグモイドスコープ(シグモイド結腸と直腸を観察するチューブ)で捻転を解き、閉塞を解除できることがあります。重度で血流が危険にさらされている場合は緊急手術が必要です。

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