憩室炎と下痢に効果的な食事法
憩室炎は、主に大腸や結腸にできる憩室(小さな袋状の突起)が炎症を起こす消化器疾患です。下痢や便秘、発熱、吐き気、嘔吐、ガス、膨満感、食後の腹痛、直腸出血や血便などが症状として現れます。食物繊維が不足しがちな食生活の国、特に米国で多く見られ、70歳以上の成人の半数が罹患しているとされていますが、80%は無症状です(メリーランド大学医療センター)。
発作中および発作直後の食事
発作中は、腸への負担を減らすために透明な流動食が推奨されます。具体例は以下の通りです。
- ブロスや透明なスープ
- 透明な炭酸飲料、果汁(パルプなし)
- 氷のかけら、氷菓(パルプなし)
- 水、無脂肪のゼラチン、クリームなしの紅茶・コーヒー
発作が収まった直後は、低繊維の柔らかい食品を中心に摂取します。
- 缶詰の果物、種やナッツの入っていないデザート
- 卵、強化白パン、低パルプのジュース
- 低繊維シリアル、牛乳、ヨーグルト、チーズ(種・ナッツなし)
- クリーミーなピーナッツバター、柔らかい肉・鶏肉・魚
- 白米、プレーンパスタ、麺類
- 皮や種を除いたよく茹でた野菜
高繊維食の実践
発作や下痢がない時は、1日あたり25〜35gの食物繊維を目指すと、再発防止に役立ちます。主な食品例は次の通りです。
- きゅうり、レタス、ほうれん草、全粒パン
- 玄米、果物、レンズ豆、乾燥豆、全粒シリアル、全粒パン
- 野生米、さまざまな野菜
食事だけで十分でない場合は、サプリメントの活用も検討できます。例として、プシリウムやグルコマンナンを1日3〜5g、フラックスシードやオートブランを代替として使用できます。
さらに、消化改善や炎症抑制を目的としたサプリメントとして、グルタミン(食間に400mgを4回)、オメガ3(1,000mgを1〜2回)、プロバイオティクス(250mgを食間に毎日)があります。
おすすめハーブ
- スリッパリーエルム(60〜320mg/日) – 粉末1 tspを飲料に混ぜ、1日3〜4回摂取。
- キャッツクロー(250mg/日) – 抗炎症作用。
- マシュマロ(乾燥葉2〜5gまたは根5gを沸騰した水1カップで抽出) – 炎症した組織の保護と治癒を促進。糖尿病患者は使用不可。
- 脱グリチルリチン甘草(200〜300mgの錠剤を食前と就寝前に1日3〜4回) – 胃腸の痙攣と炎症を軽減。高血圧や心疾患のある方は使用しないこと。
