クローン病患者における便潜血検査の陽性結果と対処法
クローン病患者は、便潜血検査で陽性が出ることがあります。この検査は消化管内の出血の有無を調べるために実施されます。
便潜血検査の意義
便に血液が混ざっていても肉眼では見分けにくいことがあります。そのため、医師は便潜血検査(隠れ血検査)を指示し、便中に血液が検出できるかを調べます。検出された血液は、胃から大腸まで消化管のどこかで出血が起きている可能性を示します。
クローン病患者の血便
クローン病では、腸管の炎症、潰瘍、肛門裂傷などが原因で大腸や小腸、直腸で出血することがあります。医師は便潜血検査で内部出血の有無を確認します。
陽性結果が出た場合の次のステップ
便潜血検査が陽性の場合、出血部位の特定が必要です。一般的には大腸内視鏡(コロノスコピー)による精密検査が推奨されます。
内部出血の治療法
コロノスコピーで出血原因が判明した場合、炎症を抑えるためにプレドニゾンなどのステロイド剤が処方されることがあります。これらの薬は炎症を軽減し、出血の止血を期待します。
血便の他の原因
コロノスコピーで原因が特定できない場合、追加検査が行われます。例えば、胃ピロリ菌感染による胃潰瘍や、アスピリン・NSAIDsなどの薬剤、痔核(痔)も便潜血陽性の要因となります。胃ピロリの有無は血液検査や便検査で確認できます。
