IBD(炎症性腸疾患)における高繊維ダイエットのポイント
食物繊維を増やす重要性
IBD(炎症性腸疾患)にはクローン病と潰瘍性大腸炎が代表的です。腹痛や痙攣、倦怠感といった症状が現れやすく、食事管理が症状コントロールに欠かせません。食物繊維を適切に摂取すると、腸の働きを助け、症状の緩和が期待できます。
食物繊維の摂取方法
食物繊維は意外と簡単に増やせます。女性は1日21〜25g、男性は30〜38gを目安にしましょう。急に増やすと下痢や便秘を招くことがあるため、徐々に取り入れるのがポイントです。
おすすめの食材例:
- 乾燥フルーツ(アプリコット、デーツ、プラム、レーズンなど)
- 色とりどりの野菜(緑だけでなく、黄・赤のピーマンやナスなど)
- 全粒穀物、全粒パスタ、豆類、ナッツ、種子
食物繊維の種類
食物繊維は大きく分けて「水溶性」と「不溶性」の2種類があります。
- 水溶性繊維:水に溶けてゲル状になり、下痢と便秘の両方を和らげます。例:オート麦、果物のペクチン。
- 不溶性繊維:腸内で溶けずにそのまま通過し、便のかさ増しや腸の蠕動(ぜんどう)を促進します。例:全粒粉、種子、野菜の皮。
実践的なポイント
- 水分をしっかり摂る(1日8〜10杯程度)ことで、繊維が腸内でスムーズに働き、便秘を防げます。
- IBDの症状が悪化しているときは、一時的に高繊維食品を控え、腸を休ませましょう。
- 食品ラベルを確認し、実際の繊維含有量をチェック。"全粒"と表示されても必ずしも高繊維とは限りません。
