顕微鏡的結腸炎の兆候と症状

顕微鏡的結腸炎は、実際には単一の疾患ではなく、コラゲン性結腸炎とリンパ球性結腸炎という二つの炎症性腸疾患の総称です。両者は大腸の組織を顕微鏡で観察して診断されるため、まとめて呼ばれることが多いです。炎症が腸の機能に影響を与えるため、さまざまな不快な症状が現れます。

下痢

顕微鏡的結腸炎に罹患すると、慢性的な下痢が主症状として現れます。炎症により大腸の収縮と弛緩のリズムが乱れ、過度に長く強い収縮が起こります。その結果、便が腸内で十分に水分を吸収されず、液状の便が頻繁に排出され、場合によっては失禁にまで至ります。

腹部の痙攣・痛み

異常に長時間続く収縮は腸壁の筋肉に痙攣を引き起こし、急激に緩まらない状態になると強い腹痛として感じられます。痙攣は炎症が進行するほど頻繁に起こります。

膨満感

大腸での水分吸収が阻害されるため、腸内に液体がたまりやすく、膨満感を覚えることがあります。また、便が速く通過することで未消化の食物が発酵し、ガスが発生しやすくなることも膨満感の原因です。

脱水

水分が腸で吸収されずに下痢として排出されるため、体内の水分が不足しやすく、脱水症状が現れます。十分な水分補給が行われないと、さらに症状が悪化します。

吐き気・体重減少

一部の患者では、消化機能の変化に対する身体の反応として吐き気が起こります。さらに、栄養素の吸収不良や食欲低下により体重が減少することがあります。

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