胆嚢摘出術後の問題点

胆嚢摘出術(胆嚢切除術)は、胆嚢を除去する手術です。従来の開腹手術(5〜8インチの切開)や、数箇所の小さな切開で行う腹腔鏡手術があります。いずれの方法でも、術後に様々な問題が起こり得ます。

吐き気・嘔吐

  • 疼痛管理に使用する鎮痛薬が原因で吐き気や嘔吐が起こることがあります。薬に対して感受性が高い人は、食事と一緒に服用すると症状が軽減する場合があります。また、手術直後は液体食が中心となるため、胃腸の不調を招きやすいです。

血栓症

  • 手術後は長時間ベッドにいることが多く、血流が滞りやすくなります。その結果、血栓ができるリスクが高まります。開腹手術の場合は最低でも1泊は入院し、脚に圧迫ストッキングを装着して血液の滞留を防止します。
  • 下肢の血栓の症状としては、腫れ、発赤、痛み、温感があります。疼痛はアセトアミノフェンやイブプロフェンで緩和し、温罨法を併用すると効果的です。

痛み

  • 切開部位の疼痛や腫れ、発赤は鎮痛薬や外用薬で対処できます。また、胆嚢がなくなることで胆汁の放出が不規則になり、ガス、胸やけ、膨満感などの腹部不快感が生じることがあります。

便秘・下痢

  • 胆汁の放出が不安定になるため、便秘や下痢が起こります。便秘は胆汁が不足することで起こり、食物繊維を増やすと改善します。下痢は胆汁が大腸に過剰に届くことで起こり、ロペラミド(イモジウム)やコレスチラミンなどの薬で対処します。

生活上の留意点

  • 術後の消化不良を防ぐため、低脂肪・高食物繊維の食事を心がけ、乳製品、甘いもの、揚げ物、カフェインなどは控えましょう。『Gallbladder Attack』などのサイトでは、術後に適した食事メニューが紹介されています。

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