食べ物が気管に入った場合、何が起こるのか?
食べ物が食道ではなく気管に入ってしまうことを誤嚥(ごえん)と言います。誤嚥が起きると、さまざまな合併症が発生する可能性があります。
1. 咳嗽と嘔吐反射
体は異物を排除しようと、自然に咳や嘔吐反射を起こします。
2. 窒息
異物が大きい場合、気道を完全に塞ぎ、窒息という緊急事態になります。直ちに気道確保が必要です。
3. 誤嚥性肺炎
食べ物や液体が肺に入ると、炎症が起こり誤嚥性肺炎となります。重症化すると抗生物質投与や入院治療が必要です。
4. 呼吸困難
炎症や腫れ、肺内に残った異物により呼吸がしにくくなります。
5. その他の合併症
肺膿瘍や肺組織の損傷、最悪の場合は死亡に至ることもあります。
6. 治療
症状の重症度と患者の状態に応じて治療法が異なります。軽度の場合は安静・経過観察・必要に応じた抗生物質で対応します。重度では入院・酸素吸入・外科的に異物除去する手術が行われます。
窒息や誤嚥の疑いがある場合は、速やかに医療機関を受診してください。早期の対応が合併症リスクを低減し、予後を改善します。
