サルモネラ・タイピムラーモ(S. typhimurium)の症状とリスク
ヒトへの感染経路
サルモネラ・タイピムラーモは、主に汚染された食品や水を介して人に感染します。特に2008年末から2009年初頭にかけて、米国疾病予防管理センター(CDC)は、ピーナッツバターやピーナッツバタークラッカーなどのスナック食品が原因となる大規模な食中毒アウトブレイクを報告しています。
主な症状
汚染された食物や水を摂取してから、通常12〜72時間後(場合によっては6〜48時間)に症状が現れます。代表的な症状は、発熱、吐き気、腹部痙攣、嘔吐、下痢です。
診断方法
確定診断は便培養により行われます。症状が軽度でアウトブレイクが疑われない場合、医師は便検査を行わず、対症療法のみを指示することがあります。感染による胃腸炎は通常4〜7日で自然に回復します。
ハイリスク群
健康な成人では1週間程度で自然回復することが多いですが、乳幼児、高齢者、免疫機能が低下している人は重症化リスクが高くなります。特に保育園や介護施設では致死率が5〜10%に達することがあります。該当する方は速やかに医療機関を受診してください。
合併症
重症例では腸から血流へ細菌が移行し、全身性の感染(敗血症)を引き起こすことがあります。このような場合は、早期に抗生物質治療を開始しなければ死亡リスクが高まります。
