肝臓のトラブルを示すサインと症状

肝臓は腹部の右下側に位置し、血液中の毒素除去やビタミン・ミネラルの代謝、食べ物の消化など多くの重要な役割を担う臓器です。肝臓に異常があると、以下のようなサインが現れます。

黄疸(皮膚・眼球の黄変)

血液中にビリルビンという化学物質が過剰に蓄積すると、皮膚や白目が黄色くなります。ビリルビンは古くなった赤血球が分解された際に肝臓で処理されるべき毒素ですが、肝機能が低下すると排泄が不十分になり、血中濃度が上昇します。また、ビリルビンが不足すると便の色が薄くなることもあります。

体重減少・食欲不振

肝硬変などで肝臓が瘢痕化し機能が低下すると、消化吸収がうまくいかず食欲が減退し、結果として体重が減少します。

全身のかゆみ

虫刺されやアレルギー、乾燥肌以外で全身に持続的なかゆみがある場合、肝臓が血中の毒素を除去できていないことが原因と考えられます。正確なメカニズムは不明ですが、毒素が皮膚に影響を与えているとされています。

腹部・下肢の腫れ

右下腹部に腫れや痛み、圧痛がある場合は肝臓の腫大が疑われます。肝臓が拡大すると横隔膜を圧迫し呼吸が苦しくなることがあります。また、肝臓の血流障害により体液が足や足首にたまり、むくみが生じることもあります。

その他の症状

めまい、倦怠感、うつ状態、頭痛、血便、痙攣なども肝臓障害のサインになることがありますが、これらは他の疾患でも見られるため、症状が出たら速やかに医師の診察を受けることが重要です。

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