腸穿孔(穿孔性腸)の症状と治療法
腸穿孔は、結腸壁に穴が開くことで腸内容物が腹腔内に漏れ、感染や内出血を引き起こす緊急状態です。症状を早期に把握し、速やかに治療を受けることが重要です。
主な症状
腹痛
最も頻繁に現れる症状は激しい腹痛です。痛みは腹部全体に広がり、鎮痛剤で軽減しにくいことが多いです。穿孔が小さい場合は、鈍い痛みとして感じられることもあります。
腹部膨満感
腹部が異常に膨らみ、持続的な張りや満腹感を伴います。膨満感は腸内容物が腹腔に漏れた結果として起こります。
発熱
体温が38.9℃(102°F)以上に上昇し、寒気を伴うことがあります。発熱は感染が進行しているサインです。
吐き気・嘔吐
腹痛や膨満感に加えて、強い吐き気が現れ、嘔吐に至ることがあります。これらは腸内の刺激が原因です。
排便の変化
便通に異常が出ます。間欠的な便秘や下痢、血便や黒色タール状の便(メレナ)などが報告されています。
治療法
腸穿孔の唯一の根本的な治療は外科手術です。穿孔部位を含む腸管を切除し、必要に応じて腸の再建を行います。早期の手術介入が予後を大きく改善します。
