吐き気は潰瘍性大腸炎の症状の一つですか?
概要
潰瘍性大腸炎は大腸の慢性炎症性疾患で、原因は不明ですが、長期的に大腸癌のリスクが高まります。主な症状は出血性下痢、激しい腹痛、発熱などで、吐き気も報告されています。
病態と部位
通常は大腸の一部から始まり、進行すると大腸全体に広がります。腸壁に潰瘍ができても、腸壁を完全に貫通することはまれで、小腸への波及は稀です。
考慮すべき要因
喫煙は潰瘍性大腸炎のリスクを低減させるという報告がありますが、喫煙自体が健康に及ぼす害は大きく、医学的に推奨される治療法ではありません。
主な症状
激しい血性下痢、発熱、腹部痙攣、腹膜炎、脱水、頻繁な排便衝動が代表的です。その他、吐き気、倦怠感、貧血、直腸出血、関節痛なども見られます。
罹患しやすい人
発症は15歳から30歳頃が多いですが、幼児や高齢者でも起こります。遺伝的要因や腸内での免疫過剰反応が関与していると考えられています。
合併症
治療せずに放置すると、重篤な合併症を引き起こすことがあります。最も一般的なのは大量出血による貧血です。腸穿孔や全身感染、毒性腸炎・毒性巨大結腸といった致死的な状態になることもあります。潰瘍性大腸炎患者の約1%が大腸癌を発症します。
