セリアック病(小腸炎症候群)とは?原因・症状・診断・治療法まとめ

セリアック病は、特定の穀物に含まれるタンパク質であるグルテンに対する自己免疫疾患です。食事中のグルテンが小腸の粘膜を攻撃し、消化不良や様々な全身症状を引き起こします。食物アレルギーとは異なり、免疫系が関与する疾患です。

原因

遺伝的要因が強く関与しており、子どもから大人まで発症します。手術後や感染症、ストレス、妊娠・出産などのきっかけで急に症状が現れることもあります。人口の約1/133が罹患していると推定されています。

症状

主な症状は消化器系で、慢性的な膨満感、ガス、腹痛、下痢または便秘が挙げられます。体重変化、貧血、骨や関節の痛み、ヘルペス様皮膚炎(かゆみと水疱を伴う皮膚症状)なども見られます。子どもではイライラ感が多く、大人では貧血、倦怠感、関節炎、うつ症状など非消化器系の症状が顕著になることがあります。

診断

血液検査で特定の抗体を測定し、診断します。正確な結果を得るためには、検査前にグルテンを含む食事を継続している必要があります。自己診断は避け、必ず医師の指導のもと検査を受けましょう。

治療

唯一の治療法はグルテンフリー食です。小麦だけでなく、ライ麦、大麦、トリチケラなどにもグルテンが含まれます。市販のグルテンフリー製品は「GF」や「グルテンフリー」の表示があるので、ラベルを確認してください。

注意点

症状が出る前に腸が損傷していることがあるため、早期診断が重要です。家族にセリアック病患者がいる場合、発症リスクが高まります。食品ラベルを熟読し、調理器具や加工工程での交差汚染にも注意が必要です。キャンディー、チップス、フライドポテト、醤油、トルティーヤチップス、スープなど、思いがけない食品にもグルテンが含まれることがあります。

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