胃や腸のガスが出る原因とは?
人は毎日食事や飲み物を摂取し、消化過程で食べ物や飲み物だけでなく、飲み込んだ空気も処理します。空気や未消化の食物は胃や腸でガスとなり、げっぷやおならとして体外へ排出されます。平均で1日約14回の放屁が普通とされています。
空気飲み込み(エアロファジア)
ガムを噛む、食事や飲み物を早く摂る、喫煙、または義歯が緩んでいる場合など、少量の空気を飲み込むことがあります。飲み込んだ空気は胃に入り、げっぷで口から出ますが、残った空気は小腸へ移動し、一部は血流に吸収され、残りは大腸へ届き最終的に肛門から排出されます。
未消化の炭水化物
一部の炭水化物は小腸で分解酵素が不足しているため消化されず、大腸へ運ばれます。そこで腸内の善玉菌が分解する際に水素や二酸化炭素、場合によってはメタンが生成されます。メタンが多く出る人でもガスの量が必ずしも増えるわけではありません。
ガスを発生させる糖類
フルクトース、ソルビトール、ラクトースは特にガスを産生しやすい糖です。ラクトースは牛乳やチーズ、アイスクリームなどに含まれ、フルクトースは梨や小麦、タマネギ、アーティチョーク、果汁飲料に、ソルビトールはプルーンやリンゴ、桃、無糖ガムやダイエット食品に使用されています。
豆類に含まれるラフィノース
ラフィノースは豆類に多く含まれる複合糖で、キャベツ、ブロッコリー、アスパラガス、芽キャベツ、全粒穀物などにも少量含まれます。摂取後にガスが増えることがありますが、これは消化上の問題ではなく正常な現象です。
デンプン類
パスタ、ジャガイモ、トウモロコシ、小麦などのデンプンは大腸で分解される過程でガスを発生させます。一方、米は比較的ガスを生成しにくいとされています。
食物繊維
水に溶ける可溶性食物繊維は大腸で発酵しガスを生みます。代表的な食品は豆類、オートブラン、果物、エンドウ豆などです。不溶性食物繊維は腸をほぼそのまま通過し、ガスの発生は少ないです。小麦ふすまや一部の野菜に多く含まれます。
以上のように、食事や生活習慣によって胃や腸のガスはさまざまな要因で増減します。過度のガスが気になる場合は、原因となる食品や飲み方を見直すことが有効です。
