結腸直腸瘻孔(フィストゥラ)の診断と治療
結腸直腸瘻孔(フィストゥラ)は、消化管と体表または体内の他部位が異常に連結し、腸内容物が漏れ出す状態です。主な原因は難産、外傷、膿瘍の破裂などです。重症例は外科手術が主な治療法となりますが、軽症例は抗生物質で対処できることもあります。
検査
まずは瘻孔の大きさ、部位、漏れによる全身への影響を評価します。これにより治療方針が決定されます。
外科的治療
瘻孔を切開し、感染組織を除去して自然閉鎖を促す「フィストゥロトミー」が行われます。小さな瘻孔は外来で処置可能ですが、大きい場合は入院手術が必要です。
非外科的治療
手術リスクが高い患者や軽症の瘻孔には、清潔保持・乾燥、抗生物質や薬用軟膏による感染管理、下剤や便軟化剤で排便時の痛みを軽減する方法が選択されます。
瘻孔とクローン病
瘻孔はクローン病の合併症として現れることがあります。クローン病が疑われる場合は追加検査で診断を行い、病状コントロールと生活指導を併せた治療が必要です。
フォローアップ
治療後は定期的に診察し、再発や合併症がないか確認します。回復は比較的早く、数日で痛みは軽減します。
