胃での消化過程:炭水化物・タンパク質・脂質・核酸の分解
炭水化物
唾液中のアミラーゼは胃に入っても炭水化物の分解を続けますが、胃酸のpHが4未満になると酵素が変性し、作用が停止します。
タンパク質
胃ではペプシノーゲンという不活性形で分泌され、塩酸(HCl)により活性化されてペプシンになります。ペプシンは芳香族アミノ酸(フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン)のカルボキシ側のペプチド結合を切断します。
脂質
胃自体には脂質を分解する主要な酵素はありませんが、以下のような変化が起こります。
- 胃リパーゼが一部のトリグリセリドを加水分解し、脂肪酸とグリセロールに変える。
- 胃の収縮による機械的撹拌で脂質が小さな滴に乳化され、後続の小腸での消化が促進されます。
核酸
胃内のヌクレアーゼが食餌由来の核酸を加水分解し、ヌクレオチドに変えることがあります。
