憩室炎の症状と治療法
症状
下腹部左側に突然の激しい痛みが生じます。痛みが数日かけて徐々に増すこともあります。体を動かしたり前かがみになると痛みが悪化します。ガス、膨満感、吐き気、嘔吐、悪寒、発熱、便秘、腹部の圧痛、食欲不振、下痢を伴うことがあります。
リスク要因
年齢が最大のリスク要因で、40歳以上で憩室炎が発症しやすくなります。運動不足や食物繊維不足もリスクを高めます。
診断
医師はまず問診と症状の聴取、腹部の圧痛の有無を確認します。血液検査で白血球数の上昇(感染の兆候)を調べます。X線やCTスキャンで炎症や感染した憩室の有無を評価します。
治療
軽症の場合は鎮痛薬と抗生物質で治療し、繊維質が少ない透明な液体やブランディングダイエットが推奨されます。重症で液体摂取が困難な場合は入院し、静脈点滴で抗生物質と栄養を投与し、腸を休ませます。非常に重症の場合は、損傷した結腸部分の切除手術が必要になることがあります。
生活習慣の変更
生活習慣の改善で再発リスクを減らせます。医師は野菜・果物・全粒穀物など食物繊維を多く摂ることを勧めます。繊維は徐々に増やし、ガスや膨満を防ぎます。食物繊維が不足する場合は、シトルセルやメタミューシルなどのサプリメントを使用できます。便秘防止のために十分な水分を取り、トイレの欲求を感じたらすぐに排便します。日常的な運動は結腸の圧力を下げ、腸の機能を整えます。
種子に関する誤解
長年、トマトやイチゴの種などが憩室に詰まり炎症や感染を引き起こすと考えられ、種子入り食品の摂取を避けるよう勧められてきました。しかし、科学的根拠はなく、過去に種子が発作を誘発した経験がない限り、種子を避ける必要はありません。
