線維筋痛症患者が障害給付を受ける手順

線維筋痛症(fibromyalgia)は日常生活だけでも大きな負担ですが、症状が重くなり自立した生活が難しくなると、障害給付の取得が必要になります。米国では州の一時的失業障害、連邦の社会保障障害(SSDI)や補足的所得保障(SSI)の3種類の給付を受けることが可能です。手続きは長期にわたることがありますが、適切に進めれば受給は可能です。

必要なもの

  • 医師や専門医からの診断書・診療記録
  • 障害給付の申請書類一式
  • 最寄りの社会保障事務所の連絡先
  • 障害法に詳しい弁護士(任意)

手順

  1. 適格性の確認

    まずは社会保障局が提供するオンライン「Benefit Eligibility Screening Tool(BEST)」で障害給付の対象になるかを確認します。配偶者が働いている、または自分が就業している場合は給付取得が難しくなることがあります。過去1年以上にわたり医師の診療を受け、医療記録や医師の診断書で「働くことが不可能」な状態を証明できれば、受給の可能性が高まります。

    医師が「極めて少量の労働しかできない」と判断した場合でも、週20時間を超える就業は障害給付の承認対象外となります。

  2. 給付種類の理解

    社会保障には「社会保障障害保険(SSDI)」と「補足的所得保障(SSI)」の2種類があります。SSDIは過去の勤務実績に基づく給付で、SSIは経済的必要性に応じて支給されます。どちらも障害を抱える人が対象ですが、支給額や条件が異なるため、自身の状況に合わせて選択します。

  3. 社会保障事務所への予約と書類準備

    最寄りの社会保障事務所に予約を取り、事前に「Common Social Security Forms」ページから必要書類をダウンロードして記入しておきます。医療記録や医師からの診断書は必ずコピーを用意し、症状が就業不可能である根拠として提出します。

    可能であれば、サポートしてくれる家族や友人を同伴し、書類作成やメモ取りを手伝ってもらいましょう。

  4. 障害専門弁護士への相談

    障害給付に特化した弁護士に相談し、受給可能性を評価してもらいます。弁護士は「成功報酬」方式で案件を受け持つことが多く、給付が認められた場合にのみ報酬が発生します。

  5. 症状の明確化と初回申請

    線維筋痛症の具体的な症状(慢性的な疼痛、極度の疲労、睡眠障害など)を整理し、書類と面接で一貫した説明ができるようにします。初回の申請はしばしば却下されるため、60日以内に不服申し立て(アピール)を行う準備をしておきましょう。アピールでも承認率は約18%と低いため、さらに再度の不服申し立ても検討します。

  6. 行政法官前での審理

    弁護士とともに連邦行政法官の前で審理を受けます。医師からの診断書や検査結果など、可能な限りの証拠を提出し、弁護士の指示に従って主張を行います。この段階の承認率は約68%です。

上記の手順を踏み、必要書類と専門家の支援を活用すれば、線維筋痛症による障害給付の取得が現実的になります。

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