ディスグラフィア(書字障害)の診断と支援

原因

West Virginia University の研究によると、ディスグラフィアは情報を順序立てて処理する能力に問題があることが原因とされています。また、頭頂葉の損傷を受けた成人でも同様の症状が現れることが報告されています。

症状

ディスグラフィアの主な症状は、綴り間違い、文字が乱れた筆跡、文字サイズの不揃い、単語や数字の逆転、文字と数字の混同、語が途中で切れる、句読点の欠落や誤用、単語間のスペースの不統一、印刷体と筆記体、大小文字の切り替えなどです。

診断

子どもは作業療法士や学校心理士の評価を受けます。評価では認知・感覚運動機能や実際の筆記様式を観察し、Jordan 左右反転テストや Bender‑Gestalt II などの検査が用いられます。

治療

治療は、筆記動作や記憶に影響する他の神経的問題への対処が中心です。具体的な支援策として、考えを書き留めるために録音し後で書き起こす、紙とペンの代わりにコンピュータを使用する、書くときに声に出す、アイデアのアウトラインを絵で示すなどがあります。

支援

学校での特別支援として、課題やテストに十分な時間を与える、プロジェクトの提出期限を早めて余裕を持たせる、ノート取りの際に部分的なアウトラインを提供する、といった配慮が有効です。

予後

一部の人は症状が完全に改善することがありますが、他の人は生涯にわたって課題を抱えることがあります。

障害(ディスアビリティ) - 関連記事